管理人のこだわり

レストア奮闘記

Good Old ’60


 

第 八 章 レストア 切り継ぎ板金

ヴィンテージカーや旧車ファンの為に、私が試行錯誤しながら辿り着いた、フルレストア作業の手順・作業内容など、私のSRを中心に他にレストアした何台かの車の画像も交えて説明して行きたいと思います。
このPageに出てるSRは私の車では無いですが、何台か修理したSRの中から切り継ぎ作業が良く解りやすい画像で説明します。

前回サンドブラストで説明したようにブラストした後すぐにサビ止プライマーを塗布してから切り継ぎする為に錆びた部分を切り取ります。
これはトランクフロアーの部分を切り取り新しく鉄板を純正と同じ凹凸加工して、元の溝のラインに合わせて溶接して歪みが出た部分は、絞りを加えて歪みを取ります。

これは、SRで一番腐食の多いステップパネルを一枚の鉄板から作って取替た物です。
ステップパネルの制作行程の写真があれば解りやすいのですが、残念ながら出来上がった所しか残ってないので簡単な説明だけして置きます。
始めに新しい鉄板にステプの形状の展開図を罫書いて、かけタガネで曲げて行きますが内と外のタガネを入れる所の罫書きを間違えないようにして、曲げによる鉄板の延びの計算(本当はカンですが)して純正と同じ形に作り、パーツが出来れば修正しながらスポット溶接で取り付けて出来上がりですが、これだけの部品を作るだけでもプレスでは無く、ハンマーとタガネで作るので何日もかかるんですよ。

フロアーパンの一部分を切り継ぎした作業ですが、底から見ると元と同じ凹凸を付けたパネルを溶接しているのが良く解ります。

これはSRのRrフェンダーの部分交換ですが、この部分も腐食しやすい所でこのSRの場合ホイルハウスまで腐食していたのでRrフェンダーを大きく切ってまずフェンダーの中にあるホイルハウスを作ってからフェンダーを作りますが、これが大変ですハウスの形状フェンダーの出具合など左右同じにするのが至難の技で、叩いて鉄板を延ばして膨らましたり延び過ぎた所は、逆にガス溶接機の炎で焼いてハンマーで叩いて絞ったりを繰り返して、形状を整えてパネルを仕上げて行くので時間と技術を必要とする作業です。
古い車の場合必ず何処かサビが出て交換したくても部品が無い場合が多く、運良く部品を買えたとしても非常に高価なパーツしか無いから、どうしても部品を作ったり修理したりする事に成りますが、どれだけ時間とお金を賭けても新品パーツのライン(形状)と同じ物を作るのは非常に難しく不可能です。
余り酷く腐食した車の場合、できれば再販パーツでなく、当時の純正パーツを集めてからレストアすれば出来上がりが違いますよ。

次回は、歪み取り

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