オーバーヒートの症状と対処法。
夏場など特にラジエータの冷却水が減ってたり漏れてると、エンジンのオーバーヒートの原因になります。
ラジエータの冷却水の点検方法は、前回に説明していますが、今回は車のエンジンのオーバーヒートについて症状や対処方法を紹介します。
オーバーヒートの症状チェック
◆水温計がH(ヒート)気味になる。
普段から水温計のチェックを心がけて、オーバーヒート前に、異常が分かれば、被害は少なくて済む場合が多いです。
◆急に信号待ちなどのアイドリング時にエンジンが不安定になりエンストしてしまう場合。
(水温計を確認してみて下さい、オバーヒートの可能性もあります。)
上記の症状が出始めたら必ず点検してください。
◆室内のブロアーファンは回ってるのにヒーターが利かなくなった。
(冷却水が殆ど無い可能性もあります。)
エンジンはオーバーヒートしていても、冷却水(LLC)が無いため、水温計は低いままの場合もありますから、おかしいと思ったら、冷却水(LLC)の点検が必要です。
◆ボンネットの前から白い煙り(水蒸気)のような物が出てる。
この状態は、どこかの部分で水漏れがあり、冷却水が沸騰してる状態で危険です。
ラジエータやホースなどの亀裂や腐食により水漏れを起こし水温計の異常に気が着かずにオーバーヒートさせてしまう場合があります。
オーバーヒートしてしまった時の対処方法
ラジエーターに給水する場合、エンジンがオバーヒート状態でラジエーターキャップを開けると沸騰した熱湯が吹き上がり火傷したり、水を補給した途端水蒸気爆発を起こし大火傷をするキケンがあるので、絶対に慌ててラジエターキャプを開けてはいけません。
水温計がHを振り切る前ぐらいだと、出来るだけ早く日陰に車を止めエンジンはかけたままボンネットを明けてアイドリングで暫く様子を見てください。
電動ファンの車なら、エアコンを付ければエアコン用のファンが作動しますのでより早く水温が下がります。
5分から10分程度で水温計が下がったら、早めにガソリンスタンドや自動車修理工場などで点検してください。
原因が分からなければ、また同じようなオーバーヒートの症状が出る可能性が高いですよ。
水蒸気がボンネットあたりから噴出すようなオバーヒートに気が着いた場合は、出来るだけ早くガソリンスタンドなどの給水設備がある所を捜して、ボンネットを開けてエンジンを止めずにアイドリング状態で、様子をみてラジエターからグラグラ沸騰したような音がしてる場合は、緊急措置として、フロントグリルの隙間などからラジエーターに水をたっぷり掛けて、直接ラジエーターを冷却してください。
その後、水温計が下がったのを確認してからエンジンを切って、ラジエータキャップの上に濡れたタオルを置きキャップを少し緩めてラジエーターの中の圧力を抜いてから、キャップを開けて給水するようにして下さい。
給水後少し冷却水が漏れてる程度ならラジエターキャップを開けたまま走行すれば、圧力が掛からない分キャップを閉めた時より少し長く走れますが、水温計に十分注意をして走行し水温計がすぐに上がるようなら、無理をせず整備工場に連絡して下さい。
完全にオーバーヒートしてしまった場合の症状
ヘッドが歪んだりガスケットが抜けてオイルと冷却水が混濁(白く濁る)したり、ラジエータに排気ガスが逆流したりします。
そう成るとエンジンヘッドのオーバーホールが必要になり高額な修理代が必要に成ります。
最悪、ピストンが固着したら、エンジンキーを回しても、セルモーターやエンジンが回りません。
上記の場合、エンジンをかけて自力走行はしないで、修理工場やレッカーサービスに連絡 する必要があります。
水漏れ以外にも、サーモスタットの異常やウォータポンプやベルトのゆるみ、破損、ラジエータの 詰まり・電動ファンの故障など色々なトラブルが考えられますから、異常を感じたら出来るだけ 早く点検修理が必要です。
